
お客様に商品(ここではAとしましょう)を提供する際、その商品Aの価値を上げる為に出来ることは何があるかと考える方は多いと思います。
- 商品そのものの質(クオリティ)を上げる
- 比較対象を作り、相対的に価値を上げる
- 価格を下げて、コスト面でも相対的価値を上げる
などが挙げられるかと思います。
本記事ではちょっと違う目線から付加価値を高める方法を紹介します。
まずは先に結論から言います!
「商品Aと一緒に提供するものに付加価値を与える」
です。
何のこと⁇と思う方も多いと思いますので、少し具体例で説明していきます。
洋食店の場合

洋食店の場合、食事をする為に必要なものはナイフとフォークですよね。
財布に優しいファミリーレストランなどでは業務効率化なども考え、一定数のナイフやフォーク、スプーンなどが専用のトレイやカゴに入ってテーブルの中央に置かれています。
非常に効率的ではありますが、その食器たちは食べるためのツールとなっており価値の創出は出来ていません。
では、コース料理が出されるレストランであればどうでしょう?
おそらく食器たちは左右に、コースの順番通りに並んでいます。
もし仮に同じナイフ・フォーク、スプーンを使っていたとしてもこの2つの印象は異なると思います。食器を丁寧に並べる事でそこに価値を見出しているんです。
自動車ディーラーなどの【商談】する場所の場合

商談を行う際、もちろんメインとなるものは「購入を予定しているもの」ですよね。
その場合の無料でおまけになっているもの。それは「コーヒーなどの飲み物」
先日、某大手自動車ディーラーへ行った際、声を掛けてくれた女性スタッフの方から「お好きなお飲みものをあちらからご自由にどうぞ」とドリンクコーナーを教えて頂けました。
コーヒーや紅茶、ソフトドリンク等非常に多くの種類が用意されていたのですが、容器は全て紙コップでした。
また違う時、個人で経営されているお店に訪問した際、飲み物の種類はコーヒーだけでしたがジャズのBGMが流れる店内で和風なコーヒーカップに注がれたホットコーヒーと小さな和菓子も用意されていました。
どちらも商談の合間に飲むコーヒーに変わりはありませんが、後者は「おまけ」ではない「おもてなし」といった付加価値を感じました。
ドラッグストアの場合

日用品の買い物などでドラッグストアを利用される方は多いと思います。
ドラッグストアで時々無料で頂けるもので「試供品」があると思います。私の知る限りではそのほとんどは女性向けの化粧品関係かと思いますが、そこでも「おまけ」か「付加価値」か考えるところがあります。
ある時は小さな試供品だけを渡されました(頂いたのは正確には妻ですが。。。)
またある時は小さな試供品と商品を説明した小さなチラシも同封されていました。
どちらも試供品を提供することに変わりはありませんが、その商品が一体どういうものなのか?どういうお客様に利用してほしいのか?などが明確に記載されている小さなチラシがある事でその試供品の価値は変化すると思います。
サラリーマンの場合

サラリーマンの全員が持っているものの1つとして「名刺」があります。
みんなが持っているものなのでそこに価値はあまり存在していません。名前を教える為のもの。身分を明らかにするものといった程度でしょう。
企業に属している人であれば、名刺は会社から支給されるものでデザインを変化させるなんて事は出来ませんよね。
では、その名刺に手書きでもいいので「自分自身の紹介」とか「今後とも宜しくお願いします」と書いてあったら単なる名前の書いた紙から1つ価値が追加されるでしょう。
購入したいと考えている人が購入したいと思っている商品の価値を上げるのは非常に大変な作業です。価値を追いすぎるばかりに価格に反映せざるをえなくなる可能性もありますし、同業他社との競争もあります。
でも一緒に提供する「おまけ」と思われているものに大きな価値を与えるという事は意外と盲点になっていないでしょうか?
またその付加価値を提供された側からすると、期待をしていない分喜びのギャップも大きいと思います。
「おまけ」をおまけとして提供するのではなく、付加価値を与えて大きな満足を獲得してみませんか??