付加価値・オリジナリティを加えるとモノは高く売れる!
「この商品安いんだけど売れないなぁ〜」「でも、こっちの商品は高くても売れるんだよな〜」みたいなことあると思います。
何故、そんな事が起こるのか??
起こりうるいくつかのパターンをご紹介したいと思います。
●人の手を加える
最近、大手スーパーやコンビニエンスストア、ファミリーレストランでは大量仕入れやセントラルキッチンを設ける事で価格の安定・品質の確保をしてきました。もちろん大手企業においては流通量が多くなるので必要な対応です。
でも、そんな大手企業に出来ないような付加価値やオリジナリティを加える事が出来れば、その商品は大手企業が取り扱う商品以上の価値となり「高くても売れる」「これなら買い!」と思って貰えるでしょう。
例えばコンビニで売られているおにぎり。だいたい100円〜200円程度で販売されてます。もちろん美味しい!
でも最近コンビニによって、「店舗で手作りで作りました!」と書いたおにぎりが売られていることがあります。
通常陳列で売られているコンビニメーカー独自のお弁当やおにぎりに比べて、価格が高かったりする場合もありますがよく売れています。
私自身もついつい買ってしまいます。
おそらくそこには、「手作り」という価値やレンジでチンではないそのままの温かさ等の『価値』が存在するのでしょう。
●空間・体験として価値を上げる。
「その場」だから『価値』が生み出されるものもあります。
例えば、プロ野球などで見かけるスタジアム・ドームで売っている生ビール。
ビールサーバーを背負った売り子さんが「ビールいかがですかー?」と歩き回っています。
この売り子さんが売るビールは大体1杯700円~800円。
球場によっては売店に缶ビールなども売っているのに、売り子さんのビールが売れます。「スタジアム・ドームでビールを飲む」「缶ではなくコップで飲む」という空間・体験が価値を見出しています。
最近では「ネスカフェアンバサダー」なんかも体験で価値を上げているに当てはまるでしょう。
今まで職場で飲むコーヒーといえば、インスタントコーヒーや缶コーヒーでしたが、ネスカフェのバリスタ?は職場でも淹れたてのコーヒーが飲めるという体験が大きな付加価値になったと言えます。
モノやサービスが溢れかえってる現在、個人や中小企業は付加価値・オリジナリティが溢れた商品・サービスを提供しなければ生き残っていけません。
高いだけのどのような価値があるか、消費者にとってどんなメリットがあるかを認知させる必要があります。